墨攻(4)を考える

墨攻(4)

城主の息子・梁適と、いつも革離とともに行動していた蔡丘。
革離がいなくなった今、梁適は自分が指揮をとると宣言するが、邑民たちは蔡丘の言葉を革離の言葉として聞いているのだった。
そこへ、趙軍の兵士が忍び込んでいることが報告される。
田襄子の命に背いた裏切り者でありながら、墨者の里へ向かう革離。
途中何人もに命を狙われ、そのものたちはみな「虫」と言い残して事切れる。
革離は薛併の仕業とにらむものの、墨者の里へとその歩を進めるのだった。
治水工事を手伝っていた村で飛蝗に襲われた革離。
その飛蝗を見たいとやってきた不審な兵士たちは革離のことを知る墨者だった。
墨者が背負っていた籠から飛び出した大量の蜂が革離を襲う。
村人の雲荊は革離を助けようとするが、墨者たちは何故か去っていってしまう。
秦王襲撃の朝、拷問でズタズタにされた蘭鋳を残して出発する革離たち。
韓の民たちが外出を禁止され厳戒令がしかれる中、秦王は韓に向かっていた。
革離たちはおとりを用意し、秦軍の動きを封じたうえで、秦王の行列が通るのを待った。
そこへ、激しい蹄音を響かせながら行列がやってきた。
革離たちは石油の入った竹筒を投げ、火を放つのだった。
秦の国力を確かめるべく都、咸陽へやってきた革離たちだが、その発展ぶりを見て邯鄲の守りを固めねばならないことを痛感する。
そこで、木箱で飛蝗の卵を育てている司路に出会う。
幼なじみの司路が虫部隊に関わっていると知った革離は怒りと失望を覚える。
その横を、秦軍の第一陣が趙へ向けて出発していった。
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