風のシルフィード(17)

風のシルフィード(17)

天皇賞終盤、シルフィードとヒヌマボークはデッドヒートを繰り広げる。
勝負は2頭に絞られたかのように見えた。
しかしその時、天皇賞が最後の試合となる吉原騎乗の、メタルガン号が飛び出てきた! 勝負は分からなくなり、結果は写真判定。
シルフィードの優勝が決まるも惜しみない拍手が吉原に送られた。
天皇賞を制した駿、次は海外だ!浜野は、実力はあったが、汚い手を使われてレースに出たこともない新人騎手。
育てた馬を神崎に横取りされ、いつも悔しい思いをしていた。
駿は浜野を北海道に連れて行き、チャンスと自信を与える。
しかし遠征先にも神崎が現れた! 勝負は札幌記念、浜野は引退の決まったバロンにのって、神崎騎乗のハリーフラッシュに勝負を挑む!!海外競馬視察のため訪れたイギリスで、駿と潤は欧州最強古馬・ラシューバと出会った。
英国ダービーを制したという走りはまさに王者の風格。
その実力を目の当たりにした駿たちは愕然としてしまう。
凱旋門賞制覇を成し遂げるにはあまりにも大きな壁。
不安を胸に抱え、彼らは次なる訪問地、フランス・ドーヴィル競馬場へと向かった!ドーヴィル競馬場、駿とシルフィードは PRIX DE POMONE に臨む! サラディンは駿たちを凱旋門賞前に徹底的につぶすため、同じレースに最強古馬・ラシューバをぶつけてきた。
レース本番シルフィードは出遅れてしまう。
おびえて本来の調子が出ないのだ。
しかし観客の声援に調子を取り戻し、ぐんぐん巻き返すシルフィード。
逆転勝利なるか!?ドーヴィル大賞典に出走したシルフィード。
対抗馬はバルベス教授のかつての愛馬、リュミエールだった。
意外な再会に喜ぶ教授だが、馬主に虐待されて育ったリュミエールは凶暴な馬と化していた。
馬との絆を大切にしてきた駿にとって、その馬主の育成法は許せない。
レースには勝ったものの、遂にリュミエールは骨折してしまう!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012650